日本ソムリエ協会 55周年感謝祭に行ってきました②

こんにちは。Vino Divasの栗野 美智子です。
今回はこちらの記事の続きです。

高畠ワイナリー、CruX社のブースを訪れた後はサッポロビール社のブースへ。
恥ずかしながら、サッポロビール社がワインの製造・販売を行っていることをこの時初めて知りました。(輸入だけだと思っていました・・・!)

サッポロビール社のワインは「グランポレール」というブランド名で販売されています。グラン(偉大)、ポレール(北極星)という2つの単語で構成された造語で、現在は北海道、長野県、山梨県、岡山県にある畑で採れたブドウを使ってワインを作っており、2023年には20周年を迎えたそうです。この日は北海道の余市、長野のブドウで造られたワインが7種類提供されていました。品種はピノノワール、シャルドネ、メルロー、ケルナーなど。代表的な品種である分、ブドウの品質や醸造技術が問われるワインです。既に少しほろ酔い状態だったので、シャルドネとピノノワールの2種類を頂きました。シャルドネはトロピカルフルーツやパイナップル、樽由来の甘い香りが豊かに広がり、ピノノワールは赤い果実やスミレをわずかに感じさせ、どちらも高品質で丁寧に作られたことが分かる味わいでした。ちなみに、ラベルのイラストはブドウ畑の風景をイメージしたもの。山の名前を教えてもらいましたが、すっかり失念してしまいました・・・。ブースを訪れた時点ではワイナリーの見学を受け付けていなかったのですが、いつか訪問してみたいワイナリーの1つになりました。

次は栃木を代表するワイナリー、ココファームです。こちらは11月に収穫祭で訪れていましたが、収穫祭限定のワインしか飲まなかったので、それ以外のワインをテイスティングです。以前から気になっていた「バラ色の人生」「第一楽章」が置いてあったので、早速頂きました。何と1杯100円でした。「感謝祭ですから、感謝祭価格で提供しています!」とスタッフの方が仰っていたのが印象的でした。バラ色の人生はタナ主体の可愛らしい色が特徴のロゼワインです。タナといえばフルボディの赤というイメージでしたが、渋味も酸味も控えめで、軽やかな味わいが印象的でした。第一楽章はマスカットベーリーA 100%で、野生酵母を使って発酵させた赤ワイン。清澄・濾過は最低限に抑えたとのことで、旨味のようなものも感じました。ちなみに、「第二楽章」というワインもあるのですが、これはあまり作られていないそうです。見かけたら購入ですね。

そして最後は埼玉県秩父市にある兎田ワイナリー。埼玉県民としてこのワイナリーがとても気になっていたので、今回出展してくれていたのがとても嬉しかったです。このワイナリーの特徴と言えば、樽の使い方でしょうか。なんと、ウイスキー造りで使われた樽を使ってワインを熟成させるそうです。そのため、ワインからどことなくウイスキーのような香りが漂ってきて、これが何とも言えない高貴な雰囲気で・・・!一方でワイン初心者の人にも飲みやすいフルーツワインやカジュアル価格帯のワインも充実しており、初心者から通まで幅広くカバーできる懐の深さが大きな特徴の蔵元です。近日訪問したい旨を伝え、名刺交換をして終わりました。
補足:12月21日にワイナリー見学をさせていただきました。その時の記事がこちら

これにて、感謝祭のレポートは完了です。2時間しか滞在できないのが残念なぐらい、大変充実した企画でした。
海外のワインコーナーも同じぐらい充実していたらしいのですが、全く訪れていないので情報がありません・・・!まだこのような機会があることを期待しつつ、筆をおこうと思います。

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