日本ソムリエ協会 55周年感謝祭に行ってきました①

皆さま、こんにちは。Vino Divasの栗野美智子です。
11月29日(金)、30日(土)に有楽町の東京国際フォーラムで開催された日本ソムリエ協会の55周年感謝祭に行ってきました。国際フォーラムと言えば、以前クラシックの祭典ラフォルジュルネで訪れた時以来なので数年ぶりです。今回は展示ホールEという最も広い会場での開催でした。2時間の入れ替え制で、各回1000名までの入場制限です。土曜日は混むだろうと思ったので、有給を取得して金曜日の朝イチの回に申し込みました。

セミナーが開催されるのと、ワインの試飲ができる、という情報以外は何もなかったので普段の例会のようなものを想像していたら、これがすごいのなんの・・・!「世界のワイン」「日本のワイン」「日本酒・焼酎」「その他」のエリアがあり、全部で150社近いブースが出展していました。入れ替え制なので滞在できるのは2時間だけ。受付で渡された会場マップと出展社リストを見た時に「これは事前に戦略を練ってから来ないといけないやつだ・・・」と思いました。別途45分間のセミナーにも申し込んでいたので、実際に回れるのは1時間ちょっと。(セミナー出席者は別枠で再入場できる仕組みがありましたが、用事があったので再入場せず。)

色んなブースを見たい。けど、確実に時間が足りない。今日私が一番達成したいことは何かを考えた結果、日本ワインのエリアに集中することを決めました。そういうわけで、大好きな「高畠ワイナリー」、「ココファームワイナリー」、情報が欲しい「CruX」、「秩父兎田ワイナリー」、実はワインも取り扱っている「サッポロビール」の5社を訪問です。他にも訪問したい日本ワインのブースもありましたが、おおむね目的は達成できました。

まずは高畠ワイナリー。新しくリリースした「穣 プリ・デ・ムース」と、高畠を代表する最高の1本「高畠ゾディアックシャルドネ ナイトハーベスト」の2種を頂きました。「穣 プリ・デ・ムース」は高畠町のブドウをブレンドし、瓶内二次発酵をしたスパークリングワインです。高畠の泡といえば「嘉」が有名で、コスパが良くて美味しいので大好きですが、こちらの穣はさらに繊細に、そして上質になった特別なスパークリングという印象です。お値段は3,850円。すっきりした辛口で、柑橘のようなフレッシュな香りとわずかなトースト香が飲み手の気分を高揚させること間違いなしです。もう一つの「高畠ゾディアックシャルドネ ナイトハーベスト」は高畠ワイナリーの頂点に位置する1本で、これが300円で試飲できるのはまたとない機会でした。自社農園の最高品質のシャルドネを夜間に収穫し、通常のワイン造りよりも多い工程を経て作られた丁寧な1本。ちなみに、なぜナイトハーベストなのかと聞いてみました。通常のブドウは日中に収穫して冷やすそうで、温度変化が生まれます。夜間の冷たい気温の下で収穫したブドウはそもそも冷えているので温度変化を押さえて加工のプロセスに入れるのがメリットだそうです。些細なことだけれども、こういうちょっとしたことの積み重ねが最高の1本を作り出しているのだと思うと感慨深いです。

次に訪れたのはヴィノスやまざきの日本ワインの会でおなじみのCruX社のブースです。こちらは日本ワインの卸をしている会社で、この日は山梨を中心に関東・甲信越のワイナリーのものを紹介していました。最近は特に日本ワイン検定の普及に力をいれているそうで、今後は有名ワイン教室とも提携して検定対策講座を開催するそうです。検定は3級からあり、ソムリエやワインエキスパートを持っていると2級から挑戦できるそう。そして、合格者向けのイベントも企画しているそうで、来年の早いタイミングでチャレンジしてみようと思いました。また、CruX社はラジオ出演やヴィノスやまざき有楽町店でのサイネージ広告など、各種メディアにも積極的に出演しており、今後ますます日本ワインが盛り上がりそうで楽しみです。私も日本ワインの講座を作りたいと考えているので、いつか何かでコラボできれば楽しそうです。

長くなりそうなので、続きはまた後日。皆さま、今夜も素敵なワインを楽しんでください♪

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