皆さま、こんにちは。Vino Divasの栗野 美智子です。
つい先日、「春の夜にゆっくり飲みたいワイン」を投稿したばかりですが、急に夏の気配がしてきましたね。長袖の裏起毛パジャマはきれいに洗濯して封印し、急いでリネン素材のパジャマに衣替え。何と快適な事でしょう・・・!同じように、飲むワインも初夏モードに切り替えです。やはり夏と言えばスッキリ系のワイン。ブランチタイムにキュウリのサンドイッチと共にライトボディの赤、お風呂上りは酸味がきれいなスパークリング、仕事を終えてリラックスタイムに本でも読みながら飲むなら爽やかさと程よい旨味のあるオレンジワイン、考えるだけでワクワクが止まりません。
さて、紹介したいワインは沢山あるのですが、今日は夜のリラックスタイムに楽しみたいオレンジワインを紹介したいと思います。それがこちら!

スペインの生産者、ディット・セリェールのセレニータ マカベオ ブリザート オレンジワイン 2023!こちらの生産者さんは赤ワインのセレニータ ニットが有名ですね。以前スペインワインの記事で紹介させていただきました。(その時の記事はこちら)

両方のワインの名前に含まれる「セレニータ」は月に住む妖精の名前なのだとか。きっとスペインの月の光を存分に浴びて育ったブドウから作られたのでしょう。とてもロマンチックです。今回紹介するオレンジワインはマカベオ種85%、ガルナッチャ・ブランカ15%のスッキリ系辛口ワインです。オレンジワインは白ブドウを赤ワインのように果皮とタネを一緒に発酵させて作るので、色が濃くなり、渋味や複雑味が増してきます。やりすぎると雑味が出てくるので、どこまで果皮とタネを一緒に漬けるのかは作り手の腕の見せ所ですね。
外観はしっかりとしたオレンジ色。ラベルのお月様がワインに溶け込んだようなイメージを抱かせます。しっかり色が出ているので渋味が強いのかな、というのは早計です。香りはややコクありの甲州を彷彿させるような繊細さと複雑さがあり、強いて何かで例えるなら柑橘系のフルーツとハーブティーでしょうか。味わいは非常に軽やかで、フレッシュ。程よい清涼感と旨味が感じられ、オレンジワインを始めて飲む方にもおすすめしたいです。アルコール度数は12.5%、ワインとしてはやや低めですが、アルコール飲料としてはそこそこ高い度数なので、フレッシュな味わいに騙されて飲み過ぎないようにご注意を・・・!
お料理は幅広く合わせられそうですが、このワインの持ち味である「繊細さ」「旨味」を活かすとすれば、やはり和食ですね。あまり味付けが濃くない中華、エスニックとも合いそうです。セミハード系のチーズやナッツ類とも良い相性だと思います。価格は2,600円(税別)、有機栽培で育てたブドウで手間暇かけて作られたワインなのにとてもリーズナブルです。人気商品なので入手が大変ですが、まだあるところにはあるので、ぜひ見かけたら手に取ってみてください!
モトックス社の商品紹介ページはこちら
https://www.mottox.co.jp/news/detail/240829
それでは、良いワインライフを!
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