真夏のグラスに、情熱を注げ

皆さま、こんにちは。Vino Divasの栗野 美智子です。
関東地方もようやく梅雨明け。昨年よりも暑くなりそうな予感がしますね。夏と言えばスッキリした白ワインやよく冷やしたスパークリングワインが魅力的ですが、ここであえてガツンとした、そうまさに真夏のグラスに情熱を注ぐような赤ワインは如何でしょうか?

太陽が容赦なく照りつける日には、むしろガツンとした旨味を欲するもの。濃厚でスパイシー、肉との相性抜群の「シラーズ」は、そんな夏にこそ本領を発揮する一本です。白やスパークリングには出せない、力強く熱い余韻があなたの体と心を貫くでしょう。この夏は軽さを求めるだけじゃない。暑さを楽しむ覚悟をもって、あえて赤を選ぶ。そんな挑戦を、シラーズの一杯から始めてみませんか?

今回皆さまに紹介するのはオーストラリアのバロッサ・ヴァレーにあるルー・ミランダのゴールデン・ライオン シラーズ!ヴィンテージは若めの2021。もっと熟成させても美味しくなるのですが、暑さに負けたくないと思ったので思い切って抜栓です。シラーズと言えば、フランスのシラーが原産で今は多くの国で栽培される人気品種なのですが、オーストラリアのシラーズは力強さとスパイス感がより強く出ていて、まさに真夏にお肉と一緒に楽しむためのブドウ品種。特にバロッサ・ヴァレーのシラーズは「世界でも屈指のフルボディ」と称賛されるほど。なので、自宅でお肉と一緒に楽しむのも良いですが、仲間とBBQをしながら外で飲むにも非常に適した1本です。一緒に合わせるのはモチロン牛肉がオススメですが、少しクセのある香りが印象的なラム肉や熟成させたチーズとも合う事間違いなしです。が、真夏に飲むのであれば、牛肉一択でしょう。

抜栓するとすぐに鼻腔に届くのはカシス、ブラックベリー、プラムのような赤黒い果実のアロマ。そして雨上がりの土の香り、ハーブや黒コショウ、クローブの香りに加え、樽のニュアンス。きっと、少し肌寒くなってきた晩秋にお肉の煮込み料理と合わせるのも素敵でしょう。だけど、やはりこれは真夏の太陽の下でお肉と共に一緒に楽しむのが一番良いのに間違いはありません。口に含むと黒系果実の凝縮したジューシーな味わいに脳天をやられ、緻密だけどもグッとくるタンニンの力強さにしびれ、後から来る甘味に酔いながら長く続く余韻に恍惚として、「あぁ、猛暑もまんざら悪くないな」という気分になります。素敵な1本に出会えました。まだまだこれからが夏本番なので、お肉を食べる予定のある方、無いけれどスタミナが欲しい方には自信をもってオススメしたい1本です。

こちらのワインはヴィノスやまざきさんで購入しました。調べたところ、オンラインでは取り扱いがないので、もしかしたら店舗に問い合わせるとあるかもしれません。

現在購入可能なものでオススメなのはこちらの2本。
スリー・リングス・シラーズ 2021 3,580円
カラブリア ブロス オールドヴァイン バロッサ シラーズ 5,000円
どちらもオーストラリアのシラーズで、真夏のスタミナ補給にピッタリな1本です!暑さの食欲減にはそうめんや冷麺も良いかもしれませんが、あえてこういったパワフルな物を持ってきて、原始的にエネルギーを補給するのも一興だと思います。

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