匠のマリアージュを体験!intertWine K×M

皆さま、こんにちは。Vino Divasの栗野 美智子です。
ようやく秋らしい気候になってきました。皆さまはワイン活動、略してワ活を楽しんでおられますでしょうか。
10月は収穫祭、11月は新酒解禁など、この時期は1年の中で最もワインイベントが充実している時期だと思います。私は仕事の都合で10月はあまり参加できておらず、11月の新酒解禁イベントとココファームワイナリーの収穫祭を楽しみにしています。沢山のワインと素敵な出会いがありますように。

さて、少し前の話になるのですが、ワイン好きの間で話題になっているワインショップのintertWine K×Mに訪問してきました。このワインショップは日本人は2名しかいないマスターオブワインという超・難関資格を持つ大橋健一さんがプロデュースしたお店です。宇都宮にも山仁酒店というワインと日本酒を置いている店舗があり、そちらは何年か前に訪問したことがあります。山仁酒店のメルマガはワインの表現やペアリングが学べるので、いつも配信が楽しみです。山仁酒店のファンなので、都内にもショップができると聞いた時は大変うれしかったものです。場所は2023年の暮にオープンした麻布台ヒルズの食料品エリア。地下鉄の神谷町駅を降りていくつかのエスカレーターを乗り継ぎ、食料品売り場のエスカレーターを上がれば到着です。

このワインショップにはテイスティングカウンターが併設されていて、事前予約をすることでワインと軽食のマリアージュを楽しむことができます。時間は30分制ですが、混んでいなければ延長できるようです。メニューは月替わりで、スパークリング、赤白ロゼが全部で約10種類ほど提供されています。試飲量のワインと一口サイズのおつまみがセットで価格が600 – 1,000円前後。銀座レカン出身の大越 基裕さんが監修した組み合わせです。

まずは泡物を、と思いイギリスのハッティングレイのスパークリングをオーダー。こちらに合わせるおつまみは・・・

小さく切ったお豆腐にピンクペッパーなどのスパイスを和え、フルーツ系のお酢で味付けしたもの。辛口のスパークリングにスッキリと合うおつまみです。ちなみに、作り方を聞いたら教えてもらえるので、これだという物に出会えたらスタッフの方に聞いてみるのがおすすめです。

お次はこちら。何か珍しい品種を飲みたいと思い、オーストラリアのルーサンヌを選びました。ジュリアン・カスターニャという作り手で、最近注目が集まるビオディナミ製法で作ったオレンジワインです。こちら、非常に面白い味わいのワインで、焼き芋のような、甘くないモンブランのような、秋のスイーツを彷彿させる特徴的な香りが印象的でした。そういうわけで、合わせるおつまみは焼き芋!その上にザアタルというタイム、胡麻、スマック、オレガノなどを配合したミックススパイスを乗せています。焼き芋の持つ芳醇な香りにスパイスの複雑味が絡み合い、人生で食べた焼き芋の中で最も洗練された味わいでした。ワインとの組み合わせもばっちりです。ザアタルはお肉や魚のグリルとも相性が良く、使い勝手が良さそうなので購入してきました。

珍しい品種チャレンジは続きます。次はジョージアのニコロズ アンターゼという作り手のルカツィテリという品種を使ったワインです。なんと樹齢100年だそうです。旨味と果実味あふれるこのワインに合わせるのは、味噌オンザクリームチーズ。なるほど、どことなく出汁のような旨味があるワインなので、味噌の風味と大変合います。いつかジョージアの方をホームパーティーに呼ぶ機会があれば、この組み合わせで場を盛り上げたいものです。

そろそろ赤が飲みたくなってきたので、最後の〆はシャトーメルシャンの穂坂マスカットベーリーAを。一緒に合わせるのはトマトにスマックというトルコのスパイスを和えたもの。このスマックは紫蘇のような風味があり、ワインとトマトの間を取り持つ役割を果たしていました。ワインとおつまみの組み合わせも大変勉強になりましたが、ザアタルやスマックという聞きなれないスパイスとの出会いも大変刺激的でした。スパイスひとつでお料理が一気に華やかになるし、ワインとの相性にも影響してくるので、今後色々とチャレンジしたいと思いました。

ペアリングメニューは月替わりとのこと。ホームパーティーを開く機会がある人や、お料理が好きな人、ペアリングとは何かを学びたい人に全力でオススメしたいスポットです。

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