皆さま、こんにちは。 Vino Divasの栗野です。
早いもので10月も1/3が過ぎ、今年は残り約80日になりました。まだ少し先ですが、ボジョレーのシーズンが近づいてきています。私は毎年ヴィノスやまざきで気になった物を何本か購入していますよ。今年の予約受付も始まったようで、どれを購入するかカタログを見ながらあれこれ悩んでいる所です。折角なのでワイン初心者の方にも楽しみにしていただけるよう、どういうお酒なのかを振り返ってみましょう!
■ボジョレーヌーボーって何?

ボジョレーヌーボーはフランスのボジョレー地区で作られている新酒のことです。ボジョレー地区はフランスの東南部に位置しており、なだらかな丘陵地帯で比較的温暖なエリアです。このエリアでは大部分がガメイという黒ブドウを使ったワインを生産しており、ボジョレーヌーボーはその年に収穫したガメイを醸造し、毎年11月の第3木曜日が解禁日です。日本はフランスよりずっと東にあるので、フランスよりも先に解禁日を迎えることになり、一時期日本で解禁日にボジョレーヌーボーを飲むことが大流行しました。ボジョレーと言えばブルゴーニュ、というイメージがあるのですが、実は殆どローヌ県に属しています。ソムリエやワインエキスパート試験ではブルゴーニュとボジョレーを一緒に覚えることが多いので、どうしてもボジョレーはブルゴーニュだ、という印象が強くなってしまいますよね。
■ボジョレーヌーボーの特徴は?
ワインと言えば熟成させるものが多いですが、新酒は逆でフレッシュさを楽しみます。ガメイというブドウを使用するボジョレーヌーボーは、軽やかでフルーティーな味わいが特徴。チェリーやラズベリーなどの赤い果実の香りが感じられます。渋味が少なく、アルコール度数も控えめであるため、ワイン初心者やライトボディのワインが好きな人にはぴったりです。また、軽く冷やして飲むと、さらにそのフレッシュな風味が引き立ちますよ。チーズ、ハム、パテなどの前菜系と相性が良いです。日本食だと私はぶりの照り焼き、焼き鳥と合わせるのがおすすめ。焼き鳥は塩でもタレでも、どちらでも美味しく合わせることが可能です。時期的にサンマを使ったお料理と合わせるのも良いかもしれませんね。そして、なによりもボジョレーの一番の楽しみは、そのイベント性でしょうか。人によってワインの好みは様々ですが、ボジョレー解禁日はかつてのブームほどではないにしろ、ワインラバーにとってお祭りのような日です。
お店で飲むのも良し、週末に仲間と飲むのも良し。コミュニケーションがはかどるお酒です。
ボジョレーに限った話ではないのですが、ワインは農作物なので気候によって大きく影響を受けます。しかも、熟成期間が非常に短い新酒はブドウの生育がそのまま味わいに出てしまいます。2024年はブドウにとってどんな年だったのでしょうか。そして、これから出てくるボジョレーはどうなのでしょうか。インポーターさんから情報を集め、動画を作ってみました。ぜひご覧ください。
ヴィノスやまざきさんのボジョレー特集ページはこちら
https://www.v-yamazaki.co.jp/pages/beaujolais-nouveau
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