満月を待ちながら飲みたいワイン

まだまだ暑い日が続きますが、来週は中秋の名月ですね。2024年は9月17日が中秋の名月で、翌日18日が満月になるそうです。中秋の名月=満月とは限らない事を初めて知ってびっくりしました。そういうわけで、今日は改めて中秋の名月とはどういう日なのかを振り返りつつ、満月を待ちながら飲みたいワインを紹介します!

月は欠けても必ず満ちるため、昔は不老不死の象徴とされていました。唐の時代の「中秋節」という月を鑑賞する習慣があり、平安時代に日本にも伝わりました。当時の日本の貴族たちは船に乗って水面に映る月を眺めて歌を詠む宴を楽しみました。ちょうど秋の収穫の時期だったという偶然もあり、豊作を祈る行事として庶民にも定着してきました。また、お米の収穫が終わる頃なので、神々に感謝する日でもありました。お月見と言えばススキと月見団子ですが、これらは昔、神様への捧げものとしてお供えされていました。地域によっては別のもの、例えばその地域で取れたものをお供えすることもあるようです。

旧暦の8月15日(現在の9月18日前後)の満月を「十五夜」「中秋の名月」と呼ぶようになりました。そして、旧暦の9月13日(新暦の10月下旬)は「十三夜」といい、十五夜と十三夜の両方に観月することが風流とされていました。十五夜は里芋の収穫時期なので別名「芋名月」、十三夜は同様に「栗名月」「豆名月」と呼ばれています。

夏の花火大会に続き、秋のお月見は日本の風物詩の一つですね。満月を待ちながらゆっくり味わいたいワインはこちら。

広島三次(みよし)ワイナリーの「シャルドネ待月」です。こちらは1994年に設立された比較的若いワイナリーで、三次市の比較的温暖な気候を活かしたブドウ作りを行っています。地元で取れたブドウのみを使用して醸造しており、国内外のコンクールでも高い評価を受けている広島を代表するワイナリーの一つ。この「シャルドネ待月」はフレンチオークを使用し、発酵を終えた後も澱を残して熟成させるシュールリーという製法で作っています。レモン、グレープフルーツなどの柑橘類や青リンゴのようなフレッシュな香りや石灰などのミネラルな香りがまだ残暑厳しいこの時期にとてもピッタリです。合わせるなら牡蠣、オイルベースのパスタ、比較的軽めの味わいのチーズがオススメです。

詳細はこちらから:https://www.tomoe-wine.jp/wine/w9/

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